モンスターハンター ポータブル

モンスターハンター ポータブルシリーズの概要

『モンスターハンター ポータブル』（以下『MHP』）は、2005年にカプコンがPlayStation Portable（PSP）用にリリースしたハンティングアクションゲームです。本作は、PS2用ソフト『モンスターハンターG』（以下『MHG』）のリメイク作品であり、日本国外では「Monster Hunter Freedom」として知られています。さらに『MHP』には続編や関連作品があり、シリーズ全体として多くのファンに支持されています。

作品別解説

モンスターハンター ポータブル（2005年）

『MHP』は、単なる移植ではなく新たに追加された要素が特徴です。村での栽培や採取を行う「ココット農場」や、食事システムを改良した「アイルーキッチン」などが導入され、様々な武器が使用可能になりました。具体的には、片手剣や双剣、大剣など、計6種の武器を選択できます。

もともとPS2版ではマルチプレイが難しかったのに対し、PSP版では友人と本体を持ち寄ることで手軽に協力プレイが楽しめます。この手軽さが口コミで広がり、発売から2年後にはミリオンセラーを達成しました。日本ゲーム大賞特別賞も受賞しており、その成功の証です。

モンスターハンター ポータブル 2nd（2007年）

続編の『MHP2』は、特に新たな村「ポッケ村」を舞台にし『MH2』の世界観を受け継いだ作品です。ゲーム内のフィールドには新たに雪山が加わり、難易度が再調整されています。また、大規模な武器のアップデートも行われ、全11種の武器が登場しました。新モンスターも加わり、より多様な狩りが楽しめるようになっています。累計173万本の売上を達成し、日本ゲーム大賞を受賞するなど、話題を呼びました。

モンスターハンター ポータブル 3rd（2010年）

続いて登場した『MHP3』は、和風の温泉地「ユクモ村」を舞台にし、多くのモンスターが登場します。水中戦は実装されていないものの、新フィールドや武器のカスタマイズが強化されました。また、新たなオトモアイルーの機能も搭載され、プレイヤーが2匹のオトモを攻略に同行させることが可能です。この作品もまた高い売上を記録し、日本ゲーム大賞の大賞を受賞するなど、成功を収めました。

モンスターハンター ポータブル 3rd HD Ver.

『MHP3』のHDリマスター版である『MHP3HD』は、2011年にPS3向けに発売されました。新たにアドホック・パーティーに対応し、PSP版と共通のセーブデータを使用できる点が特徴です。さらに、グラフィックの強化や操作性の向上も図られました。

まとめ

『モンスターハンター ポータブル』シリーズは、PSPというプラットフォームを通じて多くのプレイヤーに親しまれてきました。続編ごとに新しい機能やモンスターが追加され、協力プレイの楽しさやハンティングの魅力を存分に感じられる作品です。今後もシリーズは続き、多くのプレーヤーを魅了し続けることでしょう。

もう一度検索